こんにちは ましろです。
今日はASDとADHDで精神障害者手帳2級を持っている夫について話をしたいと思います。
夫は、子供のころから発達障害と診断されていたわけではありませんでした。
子供の頃は、特に小中学生までは比較的優秀で、文武両道。高校、大学と順調に進み、地元の企業へ就職し、自分が精神障害者だとは疑うことはなかったそうです。
実際、夫はなにをやらせても比較的器用なタイプのため、なんとなく人より出来てしまうことも多々あります。
そのため周囲の人からは、 “出来る人” “なんか優秀っぽい” なんて思われることも多いです。
だから、夫が鬱病になったことや仕事を約2年休職していること、
ましてや発達障害を抱えて苦しんでいたことなど、誰もが予想をしていなかったことでした。
約2年前の、まだ家族は寝静まっている空も薄暗い早朝の頃。
「ヴー…ヴー…」
誰かの唸り声のような音が聞こえ、
私は直感的に
“お化けだ!やばい!夫たすけて!”
と思い、夫のいる寝室に駆け込みました。
するとそこには、うずくまって自分の髪の毛を掴んで泣いている夫の姿がありました。
正直、とても怖かった。
どうしようと思いながら夫の手を握り、大丈夫?どうしたの?と聞きました。
しかししばらくはずっと手が震え涙があふれて声も出ませんでした。
確かに夫の様子が最近おかしいとは感じていました。
仕事がつらい、仕事の人間関係がうまくいっていない。みんなのようにうまくやれない。
そんな愚痴を何度もこぼしていました。
夜中に散歩にでかけたり、仮眠するつもりがうっかり朝方までソファで寝たりもしていました。
大丈夫かなあ、と心配はしていたものの、こんなにも辛くなっていたとは。
私の中でも “なんか優秀っぽい人” の夫が、こんなにも弱っている。
鬱病だ。
このまま会社に行かせては危険だ。
そう思い、泣きながらも会社へ行く準備を始めた夫をとめ、もう会社に行くなと説得し、無理やり私が会社へ休むと連絡をしました。
そして明日からの仕事をしばらく休んで夫に休養してもらうためにも精神科を受診しなければと思い近所の精神科を調べ電話を掛けました。
すると、なかなか予約がとれない。
5、6件たてつづけに断られ、なんとか受け入れてくれそうな雰囲気のところも、
「一か月先の予約になりますがよろしいでしょうか?」 といわれる始末。
・・・。よろしいわけなーーーーい!!!!!!!(T_T)
こっちは明日からもしばらく会社を休みたいので、その為にはなんとしてでも、
【鬱状態の診断書】が必要。そうしなければ夫はまた地獄へ行かなければならない。
どうしても診察をしてもらわないと、明日からの夫のことを考えると必死で、
私「夫が会社へ行けなくなりました。鬱状態です。話すこともできません。お願いします。どうしても今日診察が必要です。明日から仕事へ行かせるのは危険です。お願いします。」
とお願いをし、理解していただいた病院へ診察へ伺うことになり、診察後予想通り、
【鬱状態の診断書】を受け取り、翌日から休職となりました。
次回に続きます。
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