こんにちは ましろです!
前回の続きです。
次男を連れてかかりつけの小児科を受診し経緯を話すと
主治医の先生は、

実は僕もずっと赤ちゃんの頃から診ていてそうじゃないかと思っていました。
ただもし発達障害だったとして、それは特性の色が濃い薄いというだけであって病気でもなければ直すというものでもないんです。
本人や周りの人が困っていなければ診断は必要ないですから。
今回のようにお母さんや息子さんが困っているということなので初めてお話させてもらいました。
とおっしゃいました。

発達障害を消すことはできないのですが、療育などで訓練したりすることで成長を促し、色を薄くしていくことは可能です。
とも教えてくださいました。
そこからは2カ月に1度位の間隔で発達相談の診察へ通いました。
ただ、かかりつけ医の先生の専門が小児内分泌・代謝で、発達は専門外だった為診断までは出せませんでした。
その時専門の病院への予約をしようとしたら、
絶望したのを覚えています。
なんと受診まで予約3年待ち
という気の遠くなるほどの時間がかかることを知ったのです。
それまでになにかしなければ!!!!!(T_T)
次男は当時2歳半で、来年幼稚園入園を考えていた為、
と追い詰められていたのです。
そんなある日車を運転中に、
“こども発達センター” という看板を見かけました。
それが何をする場所なのか、どういう人が利用するものなのか何もわからずに、
でもなにか相談できるかも…と思い、そのままこども発達センターの門をたたきました。
そこではやはり、知的・精神で発達の遅れがある子供たちへの療育をおこなう場所でありました。
支援員の方にお話を聞いてもらい、3歳6ヶ月から週2回通うことになりました。
そこでは幼稚園のように少人数のクラスがあり担任の先生がいらっしゃって、
みんなで踊ったり工作したり遊んだりしながら、
発達を促していこうという取り組みをしていきました。
幼稚園入園まで半年通ったのですが、
効果は・・・
とてもあった、、、とは言えませんが、
通って良かったと思いました。
それは、
・幼稚園のイメージがついて心構えができたこと
次男は、先の見通しが立たないことに不安を感じる傾向にあります。
幼稚園という未知の世界にいきなり入れられるより、
こども発達センターで母と一緒に通い、体験することで心構えができたのではないかと思います。
また、
・手がつなげるようになった
これも通って良かったとても大きな理由です。
同じ年の子供たちが集まって一緒に何かをする中で、
次男は周りをとてもよく観察していました。
そこでみんなみたいに手を繋いだ方が楽しそうだ、とか
手を繋いだ方が安心だ
ということを学んだようです。
こども発達センターは、1歳半や3歳児にある検診で指摘された方が主に通われていたようでした。
次男は検診はなぜかクリアしてしまったので、ここへたどり着くのも遅くなってしまいました。
もしお子さんの療育を受けてみたいと思われる方は私のように一度直接問い合わせてみてもいいかもしれないです。
こども発達センターへ通っている人は発達専門医の予約を
キャンセル待ちという条件で優先的に受け付けてもらえるそうで、
息子の受診も幼稚園入園直前の3月にすることができました。
専門医の先生の診察と知能検査の結果、
知的な遅れはなく普通よりIQは高いが、ASDだという診断が付きました。
初めて診断されたとき、正直、分かってよかった。と安心する気持ちがありました。
もちろん今も大変で辛いことはありますが、私の場合は
診断がつくまでの方が辛かったです。
それまで
なんでこんなに育てにくいんだろう
周りと違うのは私のせいかな など理由がわからずに自分を責めたりとても苦しかった。。
診断がついたことで理由がわかり、
じゃあこれからどうしていこうか、
という前向きな発想になれたと思います。
幼稚園入園直後は毎日園を脱走しようとしていた次男ですが、
幼稚園にも発達障害のことを伝えてサポートしていただいたおかげで、
3カ月もすると幼稚園に慣れ脱走しなくなり、
半年もすると集団行動もできるようになりました。
怒りのコントロールが難しいことと、
偏食やこだわりについては以前と変わりませんが、
集団で行動できるようになったことは私自身とても驚き嬉しかったです。
子供は成長します。
成長のスピードは遅いかもしれませんが、必ず成長します。
今できないことも、いつかできるようになるかもしれない。
当たり前のことかもしれませんが、子供に気づかせてもらいました。
これからも次男の成長を楽しんで見させてもらいたいと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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